よくあるご質問



子どもを連れて、すすき野原を散策したり、写真を撮ったりしたいのですが、勝手に入ってはいけないのでしょうか?

子どもを連れて、すすき野原を散策したり、写真を撮ったりしたいのですが、勝手に入ってはいけないのでしょうか?


所有者のいる入会地のため、野原への入り口は施錠されていますが、山野に立ち入るルール、マナーを守っていただければ入っていただいてかまいません。(基本的には、よその家の庭を散策させてもらうような意識を持っていただけばいいと思います)
  • 「とっていいのは写真だけ、残していいのは足跡だけ」
    動植物や鉱物の採取、ゴミのポイ捨ては厳禁です。
  • 汚したり、壊したりすることはやめましょう

地元の人と出会ったら、お互い挨拶は交し合いたいものです。

野焼きに参加したいのですが、誰でも参加できるのでしょうか? 危険はないのでしょうか?

野焼きに参加したいのですが、誰でも参加できるのでしょうか? 危険はないのでしょうか?


近年でも湯布院や御殿場の野焼きで火にまかれて手伝いの人が死亡する事故がおきています。安全には十分気を付けていますが、保険に入って作業します。登録は厳格に行われています。
ちなみに応援の人たちは、野焼きエリアの外側(秋に下草を焼いた防火帯)から、類焼を防ぐ作業を行います。危険はほとんどないと思われます。
まずは国道139号線の歩道、または、東海道自然歩道からの見学からどうぞ。

ボーイスカウト関係者です。行事にすすき野原を利用させてもらうことは可能でしょうか?

ボーイスカウト関係者です。行事にすすき野原を利用させてもらうことは可能でしょうか?


この地は、根原区の入会地(集落の営利地)です。
まずは「お問い合わせ」から、当プロジェクトにお問い合わせください。
利用目的や日程、人数、指導・管理体制等を確認させていただき、検討させていただきます。

ただし、駐車場や給排水施設等は整備されていません。キャンプ等の利用はお断りしています。自然観察やトレッキングがおすすめです。

イベントに参加したいのですが、高原に毒蛇や毒虫などの危険はないのでしょうか?

イベントに参加したいのですが、高原に毒蛇や毒虫などの危険はないのでしょうか?


過去5年間の草刈り作業の中で、蜂に刺された方はいます。蝮(マムシ)には出合ってはいませんが、いないわけではありません。
山歩きの服装は、長ズボン、長そでの服、長い靴、帽子が基本です。抗ヒスタミン剤含有の軟膏、折り畳める防蜂網があれば、なおよろしいと思います。

 蜂に関する一般的な基礎知識                                                                                                                         
蜂の活動期は夏から秋にかけてです。
巣に近づいた時、偵察バチがやってきて、威嚇のため周囲を飛び回り始めますので、その時に静かにその場を立ち去ります。この「静か」がポイントで、手で追い払ったり、急な動きをしてはいけません。
また、黒い服は蜂を刺激するので身に着けないようにします。香水など香りがするものも禁物です。

刺されてしまったら、まず冷水で傷口を洗い流します。傷口をつまんで毒液を絞り出しながら洗うと効果的です。そして抗ヒスタミン剤含有の軟膏を塗ります。
蜂アレルギー(アナフィラキシー症状)が重く出て、危険な状態になる人もいます。対処策は色々あるようですので、まずご自分でお調べください。
いずれにしても、刺されないようにすることが蜂対策の基本です。

 マムシ に関する一般的な基礎知識                                                                                                                   
マムシの毒は確かに強いものですが、体も毒牙も小さいため、注入量は少ないものです。もし咬まれたら、まずあわてないことが肝心です。すみやかに病院に行くことです。素人処置はダメです。
マムシは、ジャンプしてわざわざ襲ってくることはありません。たまたま足を踏み入れてしまった時に咬まれることがあるのです。
未踏の草むらには入り込まないことが一番です。

野焼きが環境に悪影響を与えることはないのでしょうか?

野焼きが環境に悪影響を与えることはないのでしょうか?


燃え上がる炎を見てしまうと、大量の二酸化炭素(炭酸ガス)を空気中に放出しているように思われますが、そうではありません。逆です。

枯草が全て炭酸ガスに気化してしまうと、燃え残りは真っ白になりますが、黒い棒状、または、筒状の炭となって土の上に横たわっています。これは、純度の高い炭素の固形として残ったものです。
この炭素は何もしなければ酸化することはありません。毎年の野焼きで、どんどん地表、地中に固定されてゆくのです。

ちょうど太古の昔、植物、木々たちは、酸性だった地球の大気から、炭酸ガスを自分の体に取り込んで炭素として蓄積(炭素固定)し、大木になり、やがて地中にしずんで石炭になってゆきました。これにより、大気中の炭酸ガスを地中に封じ込め、やがて、生命の爆発を準備したように、私たちの手で炭酸ガスを地中にもどす活動と言えるでしょう。
(一方、石炭、石油、天然ガスなどの化石燃料の燃焼は、地中に封じ込められていた昔の炭素化合物・窒素酸化物・硫黄酸化物などを燃やし炭酸ガスを大気中に放出してしまいます。野焼きは、化石燃料の利用とは逆のサイクルなのです)